社会福祉法人 和寿園

Q1:なぜサットイレ導入を検討されたのか。

 トイレに行きたくても1人では行けないという方が何名かいらっしゃいました。ただ、そういった方々のトイレ誘導においては2人介助で何とかしているという状況でした。職員にとっては常日頃、毎日続く朝昼晩の苦労の連続で、ご利用者の為にも職員の為にも何とかしなくてはと考えていました。
 同時に職員も年々歳を重ねていく中で、今年はご利用者を支えることが出来ても、来年同じように身体が動くか分からないということも不安材料でした。また、職員が抱え上げる際に「んっ!!」と力を入れるのを見て、ご利用者の中には「なんだか申し訳ない…。」と気を遣ってしまわれる方がいらっしゃいました。
 そんな折、身体の大きな男性のご利用者が「どうしてもトイレで排泄したい。」と仰られ、試しに男性職員2名でトイレ誘導に挑戦したものの、あまりにも大変でどうにかしなくては、となったのが検討の理由となりました。

Q2:サットイレを導入してどうなったか。

 まず我々職員が力を入れて介助する必要が無くなりました。なので、我々の所作を見たご利用者様に気を遣わせてしまうという場面が無くなりました。それだけでなく、ご利用者へのリハビリ効果もありました。
 一時期入院などされてパッド対応になったご利用者がいらっしゃったのですが、やはりどうしてもトイレに行きたいという想いから、サットイレを使用してトイレでの排泄に挑戦していただきました。サットイレを中間点としてADLの向上を目指したことで、現在そのご利用者はしっかりと立位が取れるようになり、トイレを使用されています。サットイレは職員個々のスキルに左右されずに介助を提供できるのが素晴らしいですね。
 介護現場で20数年、研鑽に研鑽を重ねた日々が、ボタンひとつに取って代わられてしまいました。でも、機械の動作音に怖がったり、驚いたりしてしまうご利用者さんもいらっしゃるので、そういった際の声かけや誘導のコツなどは長年の研鑽とスキルが活きています。

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curans0812